こんにちは、ボイストレーナーのコエです♩指導歴𝟏𝟎年。これまでに初心者からプロまで𝟒𝟎𝟎人以上の方のレッスンを担当してきました。私のプロフィールはこちらからどうぞ。
こちらの記事では、自宅で出来るボイトレ、表情筋トレーニングについて解説します。
・表情筋トレーニングのメリット
・表情筋トレーニングのやり方
練習方法やコツも後述していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
表情筋とは
表情筋とは目・鼻・口・頬・額・眉など、様々な顔のパーツを動かすための、表情をつくっている筋肉です。
表現力がある方は、表情が豊かなイメージはないでしょうか。
試しに、悲しい顔、怒った顔、笑った顔、さまざまな表情で「こんにちは」と挨拶してみましょう。
「声を変えよう〜」と意識していなくても、それぞれの表情にあわせて声が変化することがわかると思います。
表情筋と声は大きく影響しています。
鍛えることで、声はコントロールしやすくなります。
表情筋トレーニングの効果
表情筋を鍛えることで、期待できる効果は以下の通りです。
声のトーンが明るくなる
笑顔の時には、声が明るくなりますよね。
これはにっこり笑うことで、口角や頬の位置が高くなるからです。
表情筋を鍛えることで、口・頬の筋肉がスムーズに持ち上がるようになり、明るい声のトーンが出しやすくなります。
高音が出しやすくなる!!
歌い方・話し方に抑揚がつく
口腔(口の中の空洞)の形で、声の響きは変わります。
響きが強いと声のボリュームは大きくなりますし、響きが弱いと声のボリュームは小さくなります。
表情筋を鍛えることで、口の開閉がスムーズになり、自然とアーティキュレーションがつけられるようになります。
※アーティキュレーション・・・音の区別や表現を強調し、楽曲に感情や個性を加える手法
表現力が上がる!!
印象が良くなる
表情筋がスムーズに動くようになると、メリハリのある表情で話したり、歌ったりできるようになります。
表情が豊かな人は一般的に、社交的であり、感情が豊かであるように見られる場合が多いと思います。
話す言葉・歌う歌詞と、表情が一致していると説得力も増し、聞いてる人の共感を呼ぶことができます。
人の心に残るパフォーマンスができる!!
美容に良い
表情筋を鍛えることで、顔の筋肉が引き締まり、リフトアップ効果が期待できます。
特に目の周りや口元の表情筋を強化することで、たるみが軽減されるといわれています。
また、顔のむくみがとれる効果もあり、表情筋トレーニングは美容にも良いといえます。
ボイトレとは関係ないが、嬉しい!!
自宅で出来る!表情筋トレーニングのやり方
表情筋トレーニングを3つご紹介します。
どれも簡単にできるものばかりなので、鏡でチェックしながらぜひお試しください。
顔のパーツ集合・解散!体操
①顔の中心に、全てのパーツをギューっと集め、10秒キープします。
②休憩は挟まず、直ぐにパッと目と口を大きく開き、舌をベーっと外に出して10秒キープします。
③3回繰り返します。
ポイントは瞬発力、そして豪快に!
あ・い・う・え・お体操
「あ・い・う・え・お」の表情をオーバーに作り、体操します。
それぞれの、発音の表情の時に意識することは、以下の通りです。
あ・え・い
顔の上半分の筋肉を使って、口を大きく開けるよう意識してみてください。
頬(目の下あたり)は、高くキープ。
上の歯が見えるように、口角を持ち上げましょう♩
う・お
「う」は唇をすぼめて、前に突きだします。
頬の横側も前に出すようなイメージです。
そのまま、「お」で縦に大きく口を開きます。
唇だけじゃなくて、頬から前に〜!
唇の体操
「みむ」と発音し、唇の体操をします。
「み」の時には、上唇で下唇の半分を挟みます。「む」の時には、唇を少しすぼめます。
「みむ・みむ・みむ〜」と10回、発音します。
慣れてきたら、素早く動かそう!
表情筋トレーニングで・美しい声と表情を磨く
3つのトレーニングをご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
最初はピクピクと顔が引きつるかもしれませんが、トレーニングを継続することで、表情筋は自然とスムーズに動くようになっていきます。
ぜひ無理のない範囲で、続けてみてくださいね。