
「ミックスボイスってどうやるの?」
「ミックスボイスって結局なんなの?」とお悩みの方は必見。
こちらの記事では、ミックスボイスについて徹底解説します。
・ミドルボイス、裏声、地声との違い
・ミックスボイスの練習方法
・ミックスボイスの感覚
ぜひ参考にしてくださいね。
ミックスボイスとは

ミックスボイスとは、地声と裏声をバランスよく組み合わせた発声法です。
高音を出す際に、裏声だけでは弱くなりやすく、地声だけでは苦しくなりがちな問題を解決するためのテクニックです。
ポップスなどのジャンルを歌う上で重要な発声技術で、高い音域を歌うことや、より豊かな表現をするために用いられます。
ミックスボイスのメリット

ミックスボイスを使うと、地声に近いような力強さ、響きのある高音を出せます。
また、地声から裏声、裏声から地声など、低音と高音を滑らかに繋げて歌う技術としても用いられます。
※喚声点・・・地声と裏声の切り替えポイント

ミックスボイスを習得することで、高音域の歌唱もパワフルかつ、華やかに歌い上げることができます♩
地声・裏声との違い
声は、閉じた声帯の間を息が通り、その振動により生まれます。

地声と裏声の時では、左右のひだが閉じている面積が変わります。
・裏声・・・声帯が閉じている面積が地声に比べて小さい
ミックスボイスは、地声と裏声の、両方の声帯振動パターンを持ちます。
そして、ミックスボイスの中にも、裏声寄りの柔らかい声質のミックスボイス、地声寄りの強い声質のミックスボイスがあります。
トレーニングの初期段階では「裏声ベースのミックスボイス」「地声ベースのミックスボイス」と分けてアプローチすることで、感覚が掴みやすくなると思います。

最終的には、両方をコントロールできるようになることを目指します!
ミドルボイスとの違い
ミックスボイスと同様に、地声のように高音を強く歌うための発声方法として【ミドルボイス】という言葉を使うことがあります。
本来の言葉の意味としては、カテゴリーが異なると私は考えています。

私のレッスンでは、響かせるポジションについては【ミドルボイス】、声帯の状態や声質そのものは【ミックスボイス】と分けて説明します。


これらの違いを感覚的に理解し、声質をコントロールできるようになることを目指していきます!
ミックボイスができているか分からないとき

ミックスボイスができているかどうかは、以下3つが判断基準となります。
- 前後の音とのつながり、発音に不自然さや、違和感はないか。
- 喉に極端に負荷のかかる歌い方となっていないか。
- 完全な裏声になっていないか、または地声になっていないか。
また、裏声になっている場合には声の芯が足りず表現が乏しく聴こえたり、地声だと張り上げたような苦しそうな声となるとため、その点も踏まえて判断し、トレーニングを重ねていきます。
ミックスボイスを習得!5つのステップ
ミックスボイスを習得するための、5つのステップをご紹介します。
順番にできているか、チェックしてくださいね。
①裏声の強化

ミックスボイスは裏声と地声の両方の性質を持ちます。
そのため、裏声を強化することは、ミックスボイスを習得する上で重要なポイントとなります。

特に高音を出そうとすると、張り上げたような声になる方は、まず裏声のトレーニングから始めることをおすすめします。
裏声のトレーニング方法については、こちらの記事を参考にしてください。
②喉あけ

高音を力強く出そうとすることで、喉を締めた発声になる方はとても多いです。
喉を開き、歌うことで、より楽に高音がコントロールできるようになります。
喉の開き方については、こちらの記事を参考にしてください。
③声帯のコントロール
裏声と地声を交互に切り替える練習を行い、声帯の柔軟性を上げていきます。
このトレーニングでは、まずご自身の喚声点を把握する必要があります。喚声点・・・地声と裏声の切り替わる部分
喚声点の半音低い音(喚声点がソだった場合、ファ♯)で、地声→裏声→地声→裏声と交互に発声をします。

母音「あ・い・う・え・お」、それぞれの発音でトレーニングしてくださいね♩
上手くいけばこのステップで、感覚が掴めるようになる方もいらっしゃいます。
④にゃーで声あて

高音を共鳴させやすい「にゃー」で発声練習します。
猫の声をイメージして、発声しましょう。
この時、ビリビリと鼻の奥に響く感覚があると良いです。
⑤地声・ミックス・裏声のグラデーション
さまざまなスケール、メロディを使い、地声・ミックスボイス・裏声をコントロールできるようにしていきます。
歌えるようになりたい曲の、高音部分のフレーズを歌って、トレーニングを行うことも良いと思います。

高音だけ不自然に大きくなったり、声質がフレーズに馴染まない方は、リップロールやタングトリルで部分練習することがおすすめです。
リップロールやタングトリルについては、下記の記事を参考にしてくださいね♩
【リップロールができない・続かない原因|練習方法とコツを解説!(音源付き)】
【タングトリルができない・続かない原因|やり方と練習方法を解説!(音源付き)】
ミックスボイスの感覚
ミックスボイスを出すためのコツや感覚です。
以下2つのポイントに注意します。
①脱力
安定した深い呼吸を心がけます。
特にアタックの強い声を出したい場合には、瞬発的に息を吐く力が必要となります。
そのため、上半身はリラックスして、下半身でしっかり声を支えるイメージを持てるといいでしょう。

呼吸を安定させるための方法として、腹式呼吸のトレーニングがおすすめめです。
腹式呼吸については、こちらの記事を参考にしてください。
②声を当てる方向
1箇所に焦点を当てて、声を響かせるイメージを持ちます。
当てる方向は、表現したい声により異なります。
より鋭く芯のある声を出したい場合には鼻骨へ。
声に広がりを持たせたい場合には、頭の後ろあたりを狙いましょう。
※イメージしやすいように、極端にお伝えしていますが、実際には両方で声は響いています。

表情筋(特に頬の筋肉)も上手く活用することで、声は狙った方向に当てやすくなります。
表情筋の柔軟性を身につけるための、顔のエクササイズは、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ

歌唱表現の幅を大きく広げる「ミックスボイス」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
習得することで、歌うことを更に自由に楽しめるようになるはずです。
それぞれの発声方法との違いや練習方法について理解したのであれば、あとはトレーニングあるのみ!
しかしながら、一人で練習する場合には、誤った癖を身につけることも。。。
また、適切なトレーニングの選択が難しかったり、時間がかかってしまうケースがほとんどだと思います。

ボイストレーニングはプロの指導のもと行うことがおすすめです!
・正しい歌唱テクニックや呼吸法を学ぶことができる
・自分の目標やニーズに合わせたトレーニングを受けることができる
・定期的にフィードバックを受けることで、トレーニングのモチベーションを維持することができる