
自宅でボイトレをしたいけれど、大きな声が出せなくて悩んでいませんか?
「家族がいるから恥ずかしい」「ご近所に迷惑をかけたくない」
そんな理由で歌の練習を思いっきり、できない方は多いと思います。
そんなあなたのために、こちらの記事では声を出さずにできるボイトレをご紹介します。
・ボイトレの効果を高めるコツ
自宅でも静かに、歌声の基礎をしっかり鍛えることができるボイトレです♩
ぜひ実践してみてくださいね!
声を出さないボイトレ7選
歌唱力を高めるために必要な筋肉や、表現力を鍛えることができるトレーニング方法を7つご紹介します。
ぜひ順番にお試しください♩
1.呼吸トレーニング

歌唱力を高めるためには、呼吸のコントロールがとても重要です。
腹式呼吸には、声の安定感や持続力を大きく向上させる効果があります。
自分の呼吸を意識しながら、腹式呼吸を繰り返し練習していくことで、発声時に必要な息の量や安定感を自然に習得することができます。
ロングブレス
①5拍で伸ばして息を吐き、3拍で吸います。
②2周繰り返します。

テンポを変えたい場合には、右端の三つに並んだ点々を押して、再生速度を変えてくださいね◎
ショートブレス
①7拍で短く切って息を吐き、1拍で吸います。
短く切っているときは、途中で息を吸わないようにしましょう。
③2周繰り返します。

慣れてきたら、拍数やテンポを変えて、トレーニングしてみてくださいね♩
「上手く腹式呼吸ができない〜」という方はこちらの記事を参考にしてください。
2.無音リップロール

リップロールは軽く閉じた唇に、息を当てることで、唇を震わせるトレーニングです。
喉や発声器官をリラックスさせ、声帯にかかる負担を軽減する効果があります。
本来のリップロールは声を出して行うものですが、こちらでは音を出さない「無音リップロール」をご紹介。
その名の通り、声を出さずに息のみで唇を振動させるリップロールです。
②歌えるようになりたい曲のメロディーをなぞって無音リップロールをする
安定した呼吸と喉を開く感覚が身につき、喉に優しい発声を目指すことができます。
「上手くリップロールができない〜」という方はこちらの記事を参考にしてください。
3.無音タングトリル
タングトリルとは、上顎に舌をつけて息を吐き、舌先を震わせるトレーニングです。
効果はリップロールととても似ていますが、タングトリルの方が、より舌の柔軟性を高めるためのトレーニングに適しているといえます。
②歌えるようになりたい曲のメロディーをなぞって無音タングトリルをする
「上手くタングトリルができない〜」という方はこちらの記事を参考にしてください。
4.表情筋トレーニング
表情筋とは目・鼻・口・頬・額・眉など、様々な顔のパーツを動かすための、表情をつくっている筋肉です。
表情筋と声は大きく影響していて、柔軟に動かせるようになると、歌声の表現力が高まります。
あ・い・う・え・お体操

「あ・い・う・え・お」の表情をオーバーに作り、体操します。
それぞれの、発音の表情の時に意識することは、以下の通りです。
あ・え・い

顔の上半分の筋肉を使って、口を大きく開けるよう意識してみてください。
頬(目の下あたり)は、高くキープ。

上の歯がたくさん見えるように、口角を持ち上げましょう♩
う・お

「う」は唇をすぼめて、前に突きだします。
頬の横側も前に出すようなイメージです。
そのまま、「お」で縦に大きく口を開きます。

唇だけじゃなくて、頬から前に〜!
そのほかの表情筋トレーニングは、こちらの記事でもご紹介しています。
→【自宅でできるボイトレ|表情筋トレーニングの効果とやり方】
5.舌トレーニング
舌のほとんどは筋肉でできています。
舌を鍛えることで、喉が開きやすくなったり、滑舌が良くなったりと、さまざまな効果があります。
舌まわし・ぐるぐる

②舌先を唇と歯の間に入れて、歯茎をなぞるように、時計まわりに大きく10周まわします。
③逆まわしもします。

早く回すことよりも、まずは大きく回すことがポイント!
そのほかの舌トレーニングは、こちらの記事でもご紹介しています。
6.喉開けトレーニング
喉を開いて歌うと、声に響きが生まれ、体の無駄な力みを軽減させることができます。
また、音域を広げたり、声量を上げる効果も期待できます。
・母音「い」「う」「え」「お」でも同じことをする
「喉を開く感覚」について、もっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
→【喉締めを改善する方法|声帯閉鎖との違い・喉を開いて歌う感覚とは?】
7.リズムトレーニング

リズム感を養うことで、伴奏と歌とのタイミングがピッタリ合うようになります。
自然な強弱もつけられるようになり、聞いてる人が心地よいグルーヴ(音楽のノリ)が歌声で表現できます。
また、リズムを感じて歌えるようになると、呼吸のリズムも生まれるため、声が出しやすくなります。
2. メトロノームに合わせて手拍子を打つ。
3. 手拍子をしながら、足でも軽くリズムをとる。
4. 徐々にテンポを変えながら練習し、柔軟なリズム感を身につける。
最初はゆっくりのテンポ(♩=60くらい)からはじめて、徐々に速くしていきましょう。

音楽を聴きながらリズムを取る習慣をつけるのも効果的です♩
声を出さないボイトレの効果を高めるコツ
ボイトレは、正しく取り組むことでより効果を発揮します。
ここでは、トレーニングの質を上げるためのポイントをご紹介します。
1.毎日少しずつ継続する

ボイトレは、短時間でも日々続けることが重要です。
発声に関わる筋肉や呼吸のコントロール力は、継続することで徐々に鍛えられます。
• 「ながら練習」でも良いので習慣化する
• 無理なく続けられるメニューを選ぶ
継続のコツは、トイレにいる時、お風呂にいる時・・・など。
「〇〇をしている時には絶対やる!」とルールを決めることで、習慣化しやすくなります!
2.鏡を使って口や舌の動きをチェックする
鏡を使うことで、自分のフォームを視覚的に確認できます。
口が開いてない、舌が変な形になっている、体が力んでいる・・・など。
自分のイメージよりも、からだをコントロールできていないことは、よくあることです。

トレーニングは全身鏡がおすすめです♩
まとめ

声を出さずとも、呼吸や発声に必要な筋肉を鍛えたり、リズム感を養ったりすることはできます。
今回ご紹介したトレーニングを日々の習慣として、取り入れることで、発声がスムーズになり、歌唱力の向上につながるでしょう。
大切なのは、正しい方法で継続すること。
無理なく毎日少しずつ取り組むことで、確実に効果は現れます。
「自分のトレーニング方法が合っているのか分からない」
「もっと効率的に上達したい」
そんな方は、ぜひ一度、レッスンにお越しください♩

今のあなたにぴったりなアドバイスをお伝えし、自信を持って歌えるようお手伝いします。
・正しい歌唱テクニックや呼吸法を学ぶことができる
・自分の目標やニーズに合わせたトレーニングを受けることができる
・定期的にフィードバックを受けることで、トレーニングのモチベーションを維持することができる
お気軽にご相談くださいね!