腹式呼吸で歌うメリットとは?|やり方と練習方法を解説(音源付き)

腹式呼吸 ボーカル
<strong>コエ</strong>
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こんにちは、ボイストレーナー・ボーカルコーチのコエです!

初心者からプロまで、これまで400人以上の方のレッスンを担当してきました。

私のプロフィールはこちらからどうぞ♩

「歌っている時に、息が続かなくて苦しい〜」

こんな疑問やお悩みをお持ちの方は必見!

こちらの記事では腹式呼吸について解説します。

今回の記事で分かること
・腹式呼吸の仕組み
・腹式呼吸のメリット
・腹式呼吸のやり方とポイント
・腹式呼吸が上手くできない場合の対処法
・腹式呼吸の練習方法

ぜひ最後まで読んでいただき、参考にしてくださいね。

腹式呼吸とは?胸式呼吸との違い

呼吸法は、胸式呼吸(きょうしきこきゅう)と腹式呼吸(ふくしきこきゅう)に分かれます。

私たちの体は、起きている時は胸式呼吸、横になった時は腹式呼吸に切り替わるようにできています。

腹式呼吸
胸式呼吸(きょうしきこきゅう)
息を吸うと肩や胸が動く。
主に肺の周りの筋肉を使い、肋骨が動くことにより、肺に空気を取り込む呼吸。
腹式呼吸(ふくしきこきゅう)
息を吸うとお腹が膨らむ。
肺の下にある横隔膜という筋肉を下げて、肺に空気を取り込む呼吸。

腹式呼吸には、深く呼吸ができ、吐く息を調整しやすいという特徴があります。

腹式呼吸で歌うメリット

腹式呼吸で歌うメリットは、以下の通りです。

声量が上がる・抑揚がつく

カラオケ

声の大きさは、声帯の閉鎖・吐く息・共鳴の強さが関係しています。

胸式呼吸に比べ、腹式呼吸は安定して、息を強く吐くことができるため声量アップに繋がると言えます。

また、声量がつくことで、小さい声との差が生まれるので、抑揚をつけて歌えるようになります。

<strong>コエ</strong>
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表現豊かに歌えるようになります◎

ロングトーン・長いフレーズが歌いやすくなる

歌

ロングトーンや長いフレーズを歌う時には、その長さ分の息を吐き続ける必要があります。

腹式呼吸は胸式呼吸に比べて、体にたくさんの息を取り込むことができます。

そのため、ロングトーンや長いフレーズに対応しやすくなります。

<strong>コエ</strong>
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呼吸が深くなることで歌声が安定します♩

リラックスできる・緊張をほぐせる

深い呼吸にはリラックス効果があるため、緊張をほぐして歌うことができます。

また、腹式呼吸をすることで、胸や肩周りの余計な力みは減らせます。

余計な力みをなくして歌うことは、音程・リズム・声の響きを安定させる上でもとても大切です。

<strong>コエ</strong>
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のびのびと心地よく歌えます♩

腹式呼吸のやり方とポイント

可能であれば全身鏡をご準備くださいね。

ご自身の姿をチェックしながら、トレーニングすると効率的です◎

①息を吐くとき

おへその3本指下あたりにある「丹田」を意識して息を吐いていきます。

吐く時は、口から「s」の音で「スー」という音で息を吐きます。

<strong>コエ</strong>
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息を吐くと、お腹は自然としぼみます◎

②息を吸うとき

鼻から息を吸い、お腹を膨らませます。

下腹部、横っ腹、背中の辺りまで膨らむように、息が吸えると良いです。

鼻づまりがある方は口から吸っていただいても大丈夫ですが、なるべく音を立てずに息を吸うようにしましょう。

<strong>コエ</strong>
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背中の筋肉を意識して歌えるようになると、大きな声や太い声が安定して出せるようになります

腹式呼吸が上手くできない場合の対処法

腹式呼吸が上手くできない場合の対処法は以下の通りです。

お試しください。

お腹が膨らまないとき

お腹が膨らまない場合は仰向けに寝て呼吸してみましょう。

人は立つと胸式呼吸、横になると自然と腹式呼吸に切り替わるようにできています。

<strong>コエ</strong>
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まずは、自然な状態で、お腹が膨らんだり萎んだりすることを体感してみてくださいね。

肩・胸が動くとき

肩や胸が動いてしまう場合は、上半身を前傾させると、肩や胸に力が入りづらくなるため腹式呼吸がしやすくなります。

前傾

前屈みになり、呼吸でお腹を萎んだり膨らせる感覚が掴めたら、徐々に体の角度を上げていきます。

最終的には上半身がまっすぐの状態でも、自然と腹式呼吸ができるようになることを目指します◎

息が上手く吐けないとき

ローソク

上手く息が吐けない場合には、息を当てる目標物をイメージすることがおすすめです。

ためしに、1メートル先にローソクがあると思い、火を消すような気持ちで息を吐いてみましょう。

次は2メートル、3メートルとローソクと口との距離を伸ばしていきます。

<strong>コエ</strong>
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目標物をイメージすることで、自然とお腹の底から強い息を吐くことができるようになります。

腹式呼吸の練習方法(音源付き)

腹式呼吸のトレーニングメニューをご紹介します。

ぜひお試しください。

ロングブレス

①5拍で伸ばして息を吐き、3拍で吸います。

②2周繰り返します。

<strong>コエ</strong>
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テンポを変えたい場合には、右端の三つに並んだ点々を押して、再生速度を変えてくださいね◎

ショートブレス

①7拍で短く切って息を吐き、1拍で吸います。

短く切っているときは、途中で息を吸わないようにしましょう。

③2周繰り返します。

<strong>コエ</strong>
コエ

丹田、背中で息を支えながら、鋭く吐けると良いです◎

慣れてきたら、拍数やテンポを変えて、トレーニングしてみてくださいね♩

まとめ

腹式呼吸を取り入れることで、息が長く続くようになり、声はコントロールしやすくなります。

結果的に表現も豊かになり、より歌うことが楽しくなるでしょう。

しかしながら、一人で練習する場合には、誤った癖を身につけたり、喉を痛めるリスクもあります。

また、練習へのモチベーションを維持することが難しい方も多いでしょう。

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コエ

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