カラオケで歌っていたら喉が痛くなったり、声がガラガラになったご経験はありませんか?
こちらの記事では、カラオケで喉を痛めずに、気持ちよく歌うための方法について解説します。
・喉を痛めないための歌い方のコツ
・喉を痛めないための体の準備とケア
・喉を痛めないための環境づくり
ぜひ参考にしてくださいね◎
喉を痛める原因
まず、喉を痛める原因について少しだけ掘り下げてみましょう。
- 喉に負荷のかかる歌い方をしている
- 体の準備やケアできていないため、喉に負荷がかかっている
- 喉に負荷がかかる環境で歌っている
大きく分けて、この3つだと思います。
総じて、喉に負荷をかけすぎてしまっていることが原因です。
1つめは歌い方、2つめは準備とケア、3つめは環境づくりに気をつけることで、喉は痛めづらくなると言えます。
喉を痛めないための歌い方・コツ
喉を痛めないための歌い方とコツは、以下の通りです。
姿勢
喉に負担をかけずに歌う上で、姿勢はとても重要です。
特に頭のポジションが、体より前に出ていたり、体がそり返ったりしている場合には、喉への負荷が高くなるため要注意です。
からだの中心には1本の軸を意識し、首はたてます。
目線を少し上げることで、気道(息の通り道)が広がります。
姿勢が良くなると、声が通りやすくなりますよ♩♩♩
丹田に力を入れる
丹田とは、おへそ3本指あたりのことを指します。
丹田に力を入れると、呼吸が安定し、喉も開きやすくなります。
試しに膝を曲げて、重心を下げながら「あ〜〜」と声を出してみましょう。
声が太くなり安定することを実感いただけると思います◎
重心を下げることで、丹田に力が集まりやすくなります。
特に、高音やパワフルな声を出したい時に効果的!
喉の負担を減らして、歌うことができます♩♩♩
開口・喉あけ
口・喉の空間が狭くなっていると、声が通りづらくなり、喉への負荷が高くなります。
口は大きく開き、喉の奥には卵一つ分の空間を意識して、歌ってみましょう。
喉の奥の空間が広がることで、声が共鳴し、喉の負担を減らすことができます♩♩♩
喉の開き方について、もう少し詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてくださいね◎
喉の開き方→【喉を開く方法とコツ|“喉締め”発声を改善して歌唱力アップ!】
リラックスする
体に無駄な力みがあると、歌うための筋肉が適切に機能せず、喉への負荷が高くなります。
お風呂場にいる時のように、リラックスして歌うことができるようになると、とても良いです。
意識することで、もっと力が入ってしまう〜〜〜!
という方は、足踏みしながら歌ってみたり、腕をぶらぶらと揺らしながら歌ってみることをお試しください。
自然と無駄な力が抜けて、歌いやすくなることを実感いただけると思います◎
マイクの当て方
マイクの当て方で、声の聞こえ方は大きく変わります。
音が集まりやすく、マイクが声を拾いやすくなるポイントのことをスイートスポットといいます。
スイートスポットに当てた声は、マイクのりがよくなり、省エネで歌うことができます。
例えば高い音域の声は鼻骨のあたりにマイクを当てると、マイクが音をよく拾うことがわかると思います。
マイクを色々なポジションに当ててみて、ご自身にとって、心地よく歌えるスポットを探してみましょう!
喉を痛めないための準備とケア
喉を痛めないための準備とケアは、以下の通りです。
ウォーミングアップ
歌う前にウォーミングアップをすることで、筋肉の柔軟性が高まり、関節の可動域が広がります。
歌うために必要な筋肉が機能しやすくなり、喉を痛めるリスクを抑えることができます。
特に発声に直接的に関係のある、首まわり・肩周りのストレッチができると良いです◎
首のストレッチの例
①両手を後頭部に置き、首を前に傾けて、10秒キープ。
②斜め右下、斜め左下にも傾けて、気持ちよく首の後ろが伸びるのを感じます。
肩のストレッチの例
①両手を肩に乗せて肘で大きな円を描くように、後ろから前に回します。
②前から後ろに回します。
もしも、ストレッチの時間を取ることが難しい場合には、喉を温めるためのウォーミングアップ曲を決めておき、1番目に歌いましょう。
ウォーミングアップ曲は、お好みで大丈夫ですが、音域やテンポなどを踏まえて、ご自身にとって歌いやすい曲を選曲することが良いと思います♩♩♩
喉にやさしい飲み物・食べ物を選ぶ
歌唱する前後に口に入れるものは、できれば常温の水や白湯が好ましいです。
また、炭酸飲料・カフェイン入りの飲み物・辛い食べものは、喉への刺激が強かったり喉を乾燥させるため、できるだけ控えましょう。
そのほか、烏龍茶は油を分解する作用があり、喉に必要な適度な油分も奪われてしまうため、飲みすぎないように気をつけてくださいね。
あらかじめ、のど飴を持参しておき、休憩中に舐めるとケアになりますよ◎
適度に喉を休める
ハードな曲や、高音域の曲が2〜3曲続いた後は
- 音域より少し低い曲を選ぶ
- 音域にあった曲を選ぶ
などして、喉に負荷を与え続けない工夫も大切です。
例えばですが、普段から鍛えているアスリートでない場合には、どんな綺麗なフォームで走っていたとしても、ずっと全力疾走をしていると体のどこかしらに不具合が出てくることはご想像いただけると思います。
楽しいと、ついつい歌い続けてしまいがちですが、適度に喉を休憩させる時間もとってくださいね。
喉を痛めないための環境づくり
喉を痛めないための環境づくりは、以下の通りです。
室温・湿度の設定
体が冷えていると、歌うために必要な筋肉や柔軟性も鈍くなり、結果的に喉への負荷が高くなります。
歌っているうちに徐々に体はあたたまっていきますが、部屋が寒いと歌の順番待ちや休憩をしている短い時間であっという間に体が冷えてしまいます。
羽織るものなどで体温を調整できると良いですが、上着がない場合にはエアコンで室温を調整しましょう。
エアコンをつける場合には部屋が乾燥しやすくなるため、適度に水分を取ってくださいね◎
水で濡らしたタオルを部屋にかけておくだけでも、湿度は少し高くなります。ぜひお試しください。
マイクと音楽の音量を調整する
音楽の音が大きすぎたり、マイクの音が小さすぎると無意識に頑張って大きな声を出そうとするため、すぐに喉は疲れてしまいます。
ご自身の声がしっかり聞こえるよう、あらかじめ伴奏とマイクのボリュームのチェックをしておくと、楽に歌える環境を用意することができます。
スピーカーの位置を把握
プロの歌手がライブで歌う場合には、自分の声がしっかり聞こえるように、目の前に返しスピーカーを置いていたり、耳にイヤモニ(インイヤーモニター)をつけています。
カラオケの場合にはあらかじめスピーカーの置かれてる位置が決まっていますが、音が出てくる場所を把握することで音が聞こえやすくなります。
自分の声と音楽がしっかり聞こえる環境では、無駄に声を出しすぎることもなく、楽に歌うことができます。
もし可能な場合には、スピーカーから出る音楽と声がよく聞こえる位置に移動しましょう◎
自分の声と音楽をしっかりと聴くことは、歌唱力を向上させるためにも重要なポイントです。
根本的な改善方法
カラオケで喉を痛めないための方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
歌いやすい環境づくりやケアをすることで、喉を痛めるリスクは最小限に抑えることができます。
根本的な解決方法としては、歌うための筋力や柔軟力を養う必要があり、そのためにはボイストレーニングが最適です。
しかし、お一人でトレーニングする場合には、誤った癖を身につけたり、さらに喉を痛めるリスクもあるでしょう。
ボイトレは、プロのコーチの指導のもと行うことがおすすめです。
・正しい歌唱テクニックや呼吸法を学ぶことができる
・自分の目標やニーズに合わせたトレーニングを受けることができる
・定期的にフィードバックを受けることで、トレーニングのモチベーションを維持することができる
発声・歌唱力を上げるためのサポート
coeのボイストレーニングは、あなたの課題にピッタリのメニューを提案させていただく、オーダメイドレッスンを提供してます。
大手ボーカルスクールやアーティスト育成スクールで培った10年の指導経験を活かし、あなたの声と歌磨きを全力でサポートします。
「わかりやすく・楽しく・丁寧に」をモットーに。
受講者さんのお気持ちを置いてけぼりにしない、対話重視のレッスンです。
お一人お一人の個性と目標を大切にしながら、成長の実感を持っていただけるようにレッスンします♩
- 人前で話したり歌う機会がある
- 歌や声にコンプレックスや悩みがあるので克服したい
- カラオケや歌うことが大好きなので、もっと上手になりたい
どれが一つでも当てはまった方は是非一度、体験レッスンを受講くださいね。
オンラインレッスン、出張レッスンにて受付中です。