声量がない・声が通らない原因|声量を上げるための練習方法5選

声量を上げる方法 ボーカル
コエ
コエ

こんにちは、ボイストレーナーのコエです♩

私のプロフィールはこちらからどうぞ。

「声が通らないのはどうして?」「声量を上げたい。」

こんな疑問やお悩みをお持ちの方は必見!

こちらの記事では声量について解説します。

今回の記事でわかること
・声量がない原因
・声量を上げる方法

ぜひ最後まで読んでいただき、参考にしてくださいね◎

声量がないのは生まれつき?

カラオケ
  • 「声が小さくて何度も聞き返される」
  • 「人前に立つと大きな声が出ない」
  • 「もっとパワフルに歌えるようになりたい」

レッスンでこのようなご相談をいただくことは、とても多いです。

声量は、生まれつきのものだけではなく環境や経験、適切なトレーニングの有無など、様々な要因が組み合わさって影響しています。

これまで400人以上のレッスンをしてきましたが、特に初心者さんに関しては、レッスンを始めて一番最初に現れるトレーニングの効果は「声量」の場合がほとんどでした。

発声方法を見直し、練習を重ねることで、声量は確実に上がっていきます◎

コエ
コエ

個人的には、声に関するお悩みの中では、比較的改善しやすい内容だと考えています。

声量がない・声が通らない原因

声量がない・声が通らない原因として、以下3つが考えられます。

呼吸が浅い

唇

呼吸が浅い場合は、声を出す際のエネルギーが不足し、声が十分に響かなくなります。

息を深く吸い、お腹を使って息を吐くことで、パワフルな声や、通る声が出せるようになります。

共鳴していない

リップ

声が通らない原因として、共鳴の問題が考えられます。

口や鼻腔、喉の奥が十分に共鳴していない(響かせられていない)場合、声の響きや音色が不足し、声が通りにくくなります。

適切な共鳴を促すトレーニングや、声の出し方の修正が必要です。

精神的なストレス

声が通らない原因には精神的なストレスも関係しています。

ストレスや緊張、不安などの精神的な負荷がかかると、喉や声帯の筋肉が緊張し、声の出し方が制限されます。

これにより、声が詰まったり、声が震えたりすることがあります。

声量を上げる方法5選

「呼吸」「共鳴」「ストレス」を改善し、声量を上げるための方法を5つご紹介します。

姿勢を意識する

姿勢を意識することで、声を出すために必要な筋肉が働きやすくなります。

体の中心には1本の軸を意識し、首を立てて、目線は少しだけ上げます。

腕や肩は力まないよう、ブラブラと揺らせるくらい脱力してくださいね。

呼吸もしやすくなり、声の通り道も広がるため、声が通りやすくなります。

重心を下げ、丹田に力を入れる

下半身はずっしりと下へ、重心を下げる意識を持つと、お腹に力が入りやすくなり、呼吸が安定します。

膝曲げ

試しに膝を曲げて、重心を下げながら、声を出してみましょう。

声が太くなり安定することを実感いただけると思います◎

コエ
コエ

丹田に力を入れて、声をお腹から押し上げるようなイメージで発声すると、さらにパワフルな声が出させるようになりますよ♩

丹田・・・おへその3本指下あたりの部分のこと

体で声を響かせる

共鳴腔

声量を上げるためには、体の空間(鼻腔・口腔・咽頭)で声を響かせることが重要です。

喉・口をひらく

あいうえお

口と喉を大きく開けると、声の共鳴がより効果的に行われます。

頬の位置を高くキープして、上の歯が見えるよう口角を上げましょう。

声のトーンが明るくなり、よく通る声になります。

また、喉の奥は、あくびをするように大きく縦に開けられると良いです。

鏡を見て、口と喉の奥を開く練習をしてみてくださいね◎

鼻腔を共鳴させる

鼻腔(鼻の奥の空間)も、声の共鳴を高める重要なポイントです。

試しに少し高めの声で「ニャー」と猫のマネをしてみましょう。

コエ
コエ

恥ずかしい気持ちはしまって!

思い切り!

せ〜のっ!

ニャ〜〜〜〜!

ビリビリと鼻のあたりに声が共鳴する(響く)感覚はありませんか?

この感覚が鼻腔共鳴です。

鼻腔共鳴は、声に明るい「響き」がつくため、相手が聞き取りやすい声になります。

鼻腔共鳴のトレーニングは「ハミング」を活用することがおすすめです◎

距離感を意識する

声を届ける相手を明確に決めることで、声のボリュームは調整しやすくなります。

例えばですが、体育館に100人を超える人が整列している中、ステージに立ち、マイクなしでお話をしないといけないというシチュエーションを想像してみましょう。

朝礼
コエ
コエ

一番前の列の人に向かって話す意識と、一番後ろの列の人に向かって話す意識とでは、声のボリュームがずいぶん変わるはず!

大きな声を出したい時には、なるべく遠くに目標を設定し、その目標に向かって声を届ける意識を持つことが大切です。

文章で読んでいるだけだと「そんなことで?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と効きます!

私のレッスンの生徒さんにも、この意識を持って発声練習をしていただくと

生徒さん
生徒さん

わ〜!私って、こんなに声が出るんですね。

普段大きな声を出す機会がないから、気づかなかった。。。

と驚かれることもしばしば。

目標を遠くにイメージすることで、自然とお腹に力が入り、喉が開きます◎

メンタルケア

自分を信じる

緊張や不安を抱えていると声は自然と小さくなります。

力んでしまって声が詰まったり、逆に力が入らず震えることもあるでしょう。

特定のシチュエーションになると声が出なくなるという方は、メンタルが原因となっている可能性が高いです。

メンタルが声に及ぼす影響はとても大きいです。

そのため、声量をコントロールするためには、体だけではなく心のコンディションを整えてあげることも大切です。

緊張している場合にはリラックスできる環境を作ることが大切ですし、不安な気持ちがある場合には成功した姿をイメージすることで、その気持ちが柔らぐと思います。

ちなみに、私が何か緊張や不安がある時には

コエ
コエ

私ならできる〜!!

私ならやれる〜!!

と口に出して、自分を応援してます!!

少し心が軽くなるので、おすすめですよ。

こちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。【緊張で声が出ない時の対処法5選|あがり症さん必見!】

まとめ

声量がない原因と、声量を上げるための方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

以下のことができるようになると、通らない声は改善されるでしょう。

声量アップのために改善したいこと
・姿勢
・呼吸
・共鳴
・メンタルケア

しかしながら、一人で練習する場合には、誤った癖を身につけたり、喉を痛めるリスクもあります。

また、練習へのモチベーションを維持することが難しい方も多いでしょう。

<span class="bold">コエ</span>
コエ

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